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東京に住むWeb系エンジニアによる技術&雑記ブログ

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映画「La La Land」(ラ・ラ・ランド)を見てきて人生について思うこと【ネタバレ無し】

映画「La La Land」を見てきました。
何の前情報もなく、「ただのハッピーなミュージカル映画かな?」と思って見ましたが、決してそうではなかったのでした。。。

 

そもそも、「La La Land」が既存の英語表現だったと知ってた人も少ないのではないのでしょうか?
http://eow.alc.co.jp/sp/search.html?q=La-La%20Land&pg=1

1. 〈米俗〉〔麻薬や酒に酔ったときに味わう〕陶酔境、恍惚、我を忘れた境地◆La-La Landとも表記される。
2. 〈米俗〉ハリウッド、ロサンゼルス◆ロサンゼルス全体を指すこともあるが、特にハリウッドについて使われる場合が多い。

 

そして、映画のテーマを調べると出てくるのはこんな言葉。
「夢追い人への讃歌」
「夢破れて」
「夢を追うことの代償」

 

この映画は、夢を追うこととそれ以外を両立させることの難しさの物語。
ジャズミュージックがその物悲しさを引き立てます。

 

収入の高さを求めた結果自分のやりたくない仕事をやっている人。

 

キャリアを追い求めることに盲目になるあまりパートナーから別れが告げられる人。

 

そして、夢は残酷に破れます。
日本語には「諸行無常」という言葉がありますが、意味は違えど映画中に流れる物悲しさはこれに近いものでした。

 

ただ、映画全体を通してこの無情感が流れているとはいえ決して夢を追うことを否定している作品ではないと感じます。
誰もが代償を支払いながらも道を選び、「自分には違う未来もあっただろう」と過去を妄想で補完しながらも、どこか「これでよかったのさ」と自分を正当化しながら生きている。

 

どの時代でも、誰もがその経験があるからこそ、この映画は人々の心に響き、切ない気持ちを呼び起こすのでしょう。