マイクロサービスはどれくらいマイクロであればいいのか?
昨今バズワードとして使われている「マイクロサービス(microservices)」。
これを聞いた人のほとんどは「それってどれくらい小さければいいの?」という疑問を持つ。
色んな記事や書籍でそれについて述べられているが、私が気に入ったのは以下の書籍の1章に出てくる表現。
「2週間で書きなおせるもの」。
おそらくこの言葉には、組織ごとのチームの人数の違いや各担当者の能力の違い、世の技術の進歩による開発スピードの向上も含意されている。もちろん、Agileにおける1sprintの代表的な期間が2週間であることも関係しているだろう。
SOA (Service Oriented Architecture) がそうであったように、マイクロサービスもバズワード化が進んで定量的なものさしが無いまま数年が経とうとしている。そんな中で既存のサービスのマイクロサービス化に取り組んでいる自分も、「これは自分のチームで本当に2週間で作り直せるのか?」という質問を常に投げかけることは、一つの有り難いものさしになっている。