イーロン・マスクの名スピーチの内容はブログ書きにも当てはまる
こんにちは、irucaです。
唐突ですが私は、世界で一流になるには長時間労働が必要なのは仕方ないことだと思っています。
大学時代の先生、スタートアップを行う先輩、建築家として活躍する友人、私の周りの尊敬する人はみな、プライベートの犠牲を払って長時間労働しています。
優秀な人にほど仕事が回ってくるし、忙しくなればなるほどその人に仕事が渡されてしまう。
よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくるという「働きアリの法則」も効いてしまうのだろうなと思います。
テスラモーターズ, スペースXのCEOとして知られるイーロン・マスクが2014年に南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院の学位授与式で行ったスピーチは、数少ない彼のスピーチの中でも名スピーチとして賞賛されましたが、その中でも同様のことが話されています。
今回は彼のスピーチの主張を、ブログ書きというサービス事業に当てはめて考えてみます。
- イーロン・マスクの4つの主張
- ブログも1つの事業だと考えれば
- 週に100時間働けば誰でも世界一流になれる
- 優秀な人をひきこむことが最も大事
- 本質に集中しろ(流行を追うな)
- 今こそリスクを負うとき
- まとめ
イーロン・マスクの4つの主張
スピーチの全文は下記を参照ください。(英語)
Elon Musk USC Commencement Speech Transcript. · GitHub
スピーチの中で、イーロン・マスクは「事業を作ろうとする人」に対して次の主張を行っています。
- 週に100時間働けば誰でも世界一流になれる
- 優秀な人をひきこむことが最も大事
- 本質に集中しろ(流行を追うな)
- 今こそリスクを負うとき
ブログも1つの事業だと考えれば
ブログを作るというのは一般人が最も身近に行える「サービスを立ち上げる」事業ととらえることもできます。
時間を投資して情報を収集し、他の人と協力・競合しながら作り上げていくもの。
本当のスタートアップを行う人からは笑われてしまうかもしれませんが、共通する要素は多いです。
「95%が失敗する」
「二の手三の手を打つことが必要」
「急速に成長するときが訪れる」
「ニッチ分野を攻めることが有効なときがある」
などなど。実際「スタートアップあるある」「ベンチャーあるある」とかググるとブログ書きにも共通することがたくさん出てきます。
イーロン・マスクの主張をブログ書きに1つずつ当てはめて考えてみます。
週に100時間働けば誰でも世界一流になれる
ブロガーへのアドバイスは「とりあえず3カ月で100記事書け」とか「量」についての意見がありますよね。
nihongo1000.red
これと同じことを言ってるのだろうなと。
「週に10時間ブログを書く人と週に30時間ブログを書く人では、内容に3倍の差が出る」
と言うとうさんくさい名言くさく見えますが、当然のことではありますね。
1記事2時間で書くとすると、週に100時間ブログを書くと1ヶ月で200記事できる。
4年で10000記事できる。
たとえ1記事が平均1日1pvしかもらえなくても、1日1万pv。
数の暴力は、当然の結果を生むことができます。
優秀な人をひきこむことが最も大事
これは複数人でブログを書いている人にしか当てはまらないかもしれません。
記事数を増やしたいのはやまやまだけど、一緒に書いている仲間が駄目な記事ばかり書いてしまうと、読者は離れてしまうしSEO対策にもよくない。
IT業界では最適なチームメイトの人数は「2枚のピザで賄えるくらいの人数(4~6人)」とする「2枚のピザ理論」が有名ですね。
これくらいの人数が最も「加速度がよい」と言われています。
ブログを書いているチームがあったとしてもやはりそれくらいの少人数でしょうから、チームメイト1人1人が果たす役割はとても大きいはずです。
各人の貢献度を最適にするためにも「優秀な人を取り込む」ことがチームとして何より大事になってきます。
本質に集中しろ(流行を追うな)
これについては、大事なので原文を直接載せます。
Then, I’d say focus on signal over noise.
A lot of companies get confused.
They spend a lot of money on things that don’t actually make the product better.
So, for example, at Tesla, we’ve never spent any money on advertising.
We’ve put all the money into R and D and manufacturing and design to try and make the car as good as possible.
And, I think that’s the way to go. For any given company, keep thinking about,
“Are, these efforts that people are expending, are they resulting in a better product or service?"
And if they’re not, stop those efforts.
和訳
そして、雑音の中にある本質に集中しようと言いたいのです。
多くの会社が混乱しています。
彼らは製品をより良いものにはしない活動に多くのお金を費やしています。例えばテスラでは、「広告」に一切お金を使いません。
我々はテスラの車を出来る限り良いものにするための研究開発・製造とデザインにひたすらお金を使います。
これが行くべき道です。
全ての会社は
「この努力は、製品やサービスをより良いものにする結果につながるか?」
と考えるべきです。
そして、もしそうではないなら、その努力は止めましょう。
賛否両論ありますが、ブログ書きにも「ある特定のテーマに絞れ」というアドバイスは多いですよね。
zinsoku.com
どちらにせよ、
「自分が実現したい理想のブログ像はどんなブログなのか」。
「そのために今書いていること、調べていることは、理想像に近付くものなのか」。
これらを考えながら記事を書くことが大事です。
今こそリスクを負うとき
人生というのは基本的に「歳をとればとるほど責任や債務といった重荷が増える」もの。
ではブログを書くと決めたらその時間の投資をいつ行うべきかと言うと、今すぐ始めるべきです。
これから結婚、出産が控えているなら、なおさら。
「今は残りの人生の中で最も若い」という言葉も有名ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?意外とすんなりとブロガーにも当てはまりますよね。
ちなみにイーロン・マスクは非常に優秀な事業家ですが、私生活はどうかというと2回離婚しています。笑
あまりに何かに打ち込むあまり、周囲に居る人にプライベートで迷惑をかけないことに気をつけましょう。
何事も、バランスが大事です。